「子育ては産んでからがスタートです。」

何をありきたりなことを…と思われるかも知れませんが、私は妊娠しても、そのことに気づかず過ごし、育児ノイローゼになってしまったので、これからママになる方には、「ちょっと覚悟してると楽だよー!」と思っています。

私は、産後、子育てが不安で、自分がやっていることがあっているのかわからないから、つい人と比べて、「自分は駄目な母親だ。」と、無駄に自分を責め疲弊していました。

1日目。2日目。3日目…と毎日を積み重ね、いろんな事が起こる育児に、その都度悩み、迷いながらも対応し、子供にたくさんの経験させてもらって、私は母親歴12年となりました。

今と少し違うこともあるかもしれませんが、本質は一緒かな。

妊娠中・出産にまつわる「知ってたらよかったのに…」と思うことを書きます。

もちろん、実際に子育てしてみないとわからないことも沢山ありますが、私のように「赤ちゃん=おむつのCMのような天使」くらいの感覚でいては危険ですっ( ̄∇ ̄)w

大分 整理収納 片付け

出産前の私、出産準備は「買うこと」だと思っていました

妊娠中、気になっていたのは出産のこと。

「いつ陣痛くるんだろう?」「痛いのかな?」「産めるんだろうか?」
不安なことは、産婦人科や先に出産した友達に聞いていました。

産後のことで考えていたのは、「どんな物を買っておけば良いかな?」が中心でした。

妊婦さん向けの雑誌を読んでは、赤ちゃん用肌着や、哺乳瓶、哺乳瓶消毒、おむつ、ベビーバス、おんぶ紐、チャイルドシートにベビーカー…

「何を買いそろえておくと便利だろう。」

「ベビーグッズが揃っていれば、なんとかなるだろう。」

と、買う事ばかり考えていました。

惜しいのです!

この時に、もう少し赤ちゃんとの暮らしをシュミレーションできていれば…。

赤ちゃんグッズはどんどん増えます。

産後数ヶ月で、洋服のサイズも変わるので、また増えます。

成長し、段々とおもちゃや絵本も増えていきます。

その赤ちゃんグッズを、どこに置くのか?

出産後の体調回復途中、生活も精神も戸惑いの中で、増える赤ちゃんの物の置き場のことを考える余裕は、私にはありませんでした。

元々おうちの広さに余裕のある場合は割と大丈夫なのですが、現時点で収納スペースがいっぱいという方こそ、妊娠中に赤ちゃん用に洋服スペース・お世話グッズ(おむつお尻拭きなど)スペース・おもちゃを置く予定の空きスペースを作っておくことをお勧めします。

里帰り出産した長男と、里帰りしないで出産した次男

ありがたいことに、つわりも少なく超安産体質だった私は、出産による苦労・疲労は少なかったです。

入院中は、病院の手厚いサポートと設備も必要な物も全て整っており、気持ち的にも安心していて、「赤ちゃんが無事、産まれた」と、本当にありがたく、最高に幸せいっぱいでした。

長男の時は、地元愛媛の産婦人科にて、里帰り出産をしました。

両親にとっても初孫だったので、慣れないながらもサポートしてくれました。

次男の時は、当時住んでいた佐賀の家から、徒歩5分の所に産婦人科があったことと、長男の幼稚園年長になる年だったこと、できれば夫に立ち会い出産をしてもらいたかったこともあり、佐賀で出産しました。

この時も、入院中は義母、退院後は実母に助けてもらって、産後を乗り越えました。

長男・次男共に妊娠中・出産は、とてもスムーズでした。

出産後のママと赤ちゃんが日々を過ごすのは、お部屋の中

本当のスタートは、病院から帰宅後、これから毎日24時間過ごす自宅です。

産後のママと赤ちゃんが日々を過ごすのは、暮らしている家の中です。
ベビーバスで沐浴中
授乳・沐浴・寝かしつけ。

最初は授乳の頻度も多いし、長男の時はミルクも併用していたことから、ほ乳瓶の消毒もしていました。

沐浴は回数を重ねれば慣れてしまうのですが、長男の時は一緒にお風呂に入るようになってからが苦戦。

夫の帰宅は遅かったので、1人でお風呂に入れていました。

長男は12月産まれだったので、寒くないようバスタオルで何重にもくるんだ長男をお風呂の扉前で待たせ、私が先にお風呂に入ります。

手早くシャンプーしているつもりですが、長男が泣き出すこともあり、焦る!

1人目の赤ちゃんだったからか、「泣いている」声を聞くことが、辛くて、追い詰められる気分でした。

母歴6年で産んだ次男の泣き声は、「泣いてても、可愛いな~」と思える時もあるし、思えないときもありましたが、追い詰められる感じはなく、心に余裕がありました。

今思うと、赤ちゃんは泣いて訴えるのがコミュニケーションなので、泣くって普通のことなんですけどね!

4月生まれの次男のお風呂は、私が体を洗っている時は、当時6歳だった長男にお風呂で抱っこしててもらったり、バスチェアも使い、楽だったと思います。

年子や2歳差など年齢差が少ないお子さんを子育て中のママ、私からしたら神です!!

「子どもが小さい頃の記憶がない」って、よく聞くのですが、ほんと毎日追われるように過ぎていることと思います。

私はというと、そんな肝が据わってないので、爪を切るのもドキドキしていました。(笑)

これまで自分のペースでできていたことが出来なくなり、日常の家事である料理・洗濯・掃除中も中断されることが多々あります。

慣れないことばかりでとても時間がかかり、あっという間に1日が過ぎていきました。

少し成長し、動き出してからは、部屋中の至る所に興味津々!

ゴミ箱はひっくり返すし、引き出しもどんどん空けて、中の物を出す。
何でも出したい赤ちゃん
(いつの間にか長男が撮ってた次男との日常。)

そもそもキッチンに入らないようにガードする手もあるのですが、間取り上できない場合もありますよね。

私は、「興味ある物はどうぞ触ってください。飽きてやめるでしょう。」と割り切り、出されても良い物(安全な物)だけ、下の方に入れておくようにしました。

子育てが始まるとこんなにも劇的に暮らしが変わると知っているようで、全然知らなかったのです。

私は特に子供好きでもなかったですし、本当に無知でした。

出産後は「体も心も疲れやすい」ことを知っておく

初めての経験が多い上に、相手は赤ちゃん!

自分が思っているようには上手くいかないことも多く、無意識のうちにマイナス思考になりがちで、感情も揺れやすかったです。

授乳や寝かしつけで、夜中に起きる子も多く、ママも慢性的に寝不足で、体が疲れてしまっていることもあります。

そんな毎日だから、自分だけのほっとできる時間をとりたくて、「寝る時間を削り1人時間→でも、翌日キツくてイライラ」は、私はよくしていました。

私は結婚を機に引っ越していたので、知り合いもいなく土地勘もない福岡に住み、ペーパードライバーだったので運転も不安。

出掛ける所もないし、自由に実家に帰れる距離ではない。

夫の帰宅はいつも10時、11時。

「長男と2人でいるのに、とっても孤独」と感じていました。

私は人生最大に長期間 落ち込み、「こんな不出来な母は私だけだ。」「私といると子どもが不幸になる。」と育児ノイローゼとなったわけです。

脅したくはありませんし、最初から変化を楽しみ、子育てされている方もいらっしゃいます。

ただ、初めてのことばかりで余裕がなくなり、誰もがそういう状況になりやすい時期だと知っている。

これだけでも違うと思います。

最初はみんなわからないことばかりで、不安になりやすい。

産後、お母さんは子どもを守るための動物的な本能が働き、ホルモンバランスの変化によりイライラしたり不安定な状態になることもわかってきています。

決して、駄目な母だからじゃないんです。

とにかく、自分を責める必要はありませんよ^^

※現在、私は子育て経験も長くなり、育児ノイローゼも乗り越え、たくさんの人に支えられて楽しく暮らしています。

そんな私が今は、人生最大の苦労が育児ノイローゼということは、逆に考えると、それまでの人生(子供時代・独身時代)が恵まれており、苦労せずに過ごしてきた証拠と、有り難さも感じています。

出産前にやっておきたい3つのこと

ただね、慣れない子育てが始まる時に、自分が楽でいられる状態。

ママも赤ちゃんも幸せでいられる状態を作るために、「私が事前に準備しておけばよかった!」と思ったことをご紹介します。

①ちょっとだけ「母になる」覚悟する!

産後の暮らし、このブログをここまで読んでいただだき、ちょっとイメージわきましたか?

とっても可愛い我が子の誕生ですが、慣れない育児に体も心も揺れてしまうかもしれません。

でも、不慣れなことに不安を感じてしまうのは普通のことなので、あまり不安にならず「そんなもんだ~」と、1日1日親子濃厚な時間を楽しんでもらいたいです!

(できなかった私が言うのもおこがましいけれど…できたら幸せな道を歩んでくださいませ。)

「母になる」というよりは「ちょっとずつ母になっていく」とちょっとだけ覚悟して、最初から完璧を目指すのではなく、毎日を過ごせば、慣れてきて、すこーしずつ自信が生まれてきます。

過ぎてみると、子どもの成長は早いです!!

②おうち全体の片付け・赤ちゃんの物を入れる場所を作る

落ち着けるはずの家の中もベビーグッズが増え、片付ける余裕はなくさらに散らかり…心の余裕も減ってしまいます。

最初にも書きましたが、家族が増えるので、物も増えます。

事前に赤ちゃんコーナー・少しの空きスペースを作っておくことをお勧めします!

同時に、家事時間を過ごすキッチン・洗面所も不要な物を減らし、短時間で家事できるように。

部屋が片付いていると、ママ友達も招きやすいですよ。

私のお片付けサポートご依頼頂くのは、1人目ママさんではなく、2人目、3人目出産前のママさんです。

産後の暮らしをよく知っているので、家を整えておくと楽なこと、片付けの必要性を感じておられるのだと思います。

※早産の恐れがあるママさんは無理されないでくださいね♪

③子連れで気軽に行ける場所を作る

どうしても家の中で過ごす時間が長くなる赤ちゃん期。

時間的な余裕は減りますが、積極的に外出した方がリフレッシュになると思います。

出産や検診で利用した産婦人科の集まりや、市町村や保育園・幼稚園のの子育てサロン、児童館など親子で楽しめる場所以外にも、自分が楽しめる場所をリサーチしておくのはいかがでしょう?

託児付きのセミナーなども増えてきましたし、私の住む大野城市のお隣の宇美町では町のトレーニングルームで託児が利用できるそうですよ!(町内在住の方のみ)

勇気を出して、ママになった自分と赤ちゃんの居場所も探してみてくださいね♪

出産後、困った時には、助けを求める!

子育てはそもそもママ1人でするものではないですし、子育て経験のある方は、子育てが大変なことをわかっています。

本当に大変なのは期間限定ですので、思い切って頼ってください!

迷惑なんかじゃない。

みーんな、赤ちゃんだったし、成長していくし、大人にもなるし、年もとる。

お互い様なんですよ。

私は今回、このブログの写真を探していて、次男はいろんなママ友達や長男のお友達に抱っこしてもらっていることに気づきました。

1人育てるよりも2人育てる方が時間的には大変なのはずなのに、私にとっては孤独な育児ではないってことが、心の安定に繋がったのだと思います。

家事育児をお手伝いしてくれる市町村の産後ヘルパーもありますが、お子さんの月齢により対象外になることもあります。

福岡市近郊では、産前産後の家事サポートを手厚くされているてのひらのゆりかごさん・ママンズカラーさんもあります。

子育て経験のある温かい先輩ママさんが調理など家事サポートをしてくれます。
気持ちがめいってしまい、長く苦しむより、よっぽど時間もお金も無駄になりません。

事前にお話しをきいたり、登録をしておくと、いざという時スムーズに対等していただけますよ♪

最後に、片付けアドバイザーですが…

お子様が小さい時期、日々散らかるのは仕方のないことです。

思いっきり遊ぶ赤ちゃんと、育児・普段の家事だけでも忙しいママ。

常に片付いてなくても、全然いいと思います!

ただ、ママが育児・家事がしやすいような仕組みが出来ていると、楽ですよ♪
子どもと過ごす日常
我が家も、それはそれは散らかっておりましたw

でもこれも一時期のこと。

今、思うと、とっても可愛いくて愛おしい時間だったのです。

「この苦しみはいつ終わるんだろう。」と終わりが見えず泣いていた私ですので、笑えない気持ちも、よくわかります。

だけど、数年たったら、日中一緒に過ごす時間も減り、お風呂も別、どんどん離れていきます。

今だから思えるのかもしれませんが、「どうせだら、笑って過ごせばよかったな。」と思っています。

少しでも肩の力を抜いて、子育てが楽しいと感じるママさんが増えますように!

※この記事は、育児ノイローゼになったことがある母の1人として、お片付けアドバイザーとして書いているものです。

育児・医療・心理学を専門で学んだことはありませんので、知識ではなく、完全に私の主観です。

ただ、苦しい子育てをしている方がいれば、少しでも気が楽になってもらいたい…産後鬱の予防になれば…という気持ちで書きました。

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